150 天上TENGA唯我独尊・IROHAにほへとちりぬるを 1

男性用のオナニーグッズメーカーにTENGA社があるのだけれど、対して女性用のオナニーグッズメーカーにはIROHA社がある。
そもそも女性用オナニーグッズというのは既にTENGA社が先立って発売してたものがあるのだけれど、それは男性視点であり『女性とはオマンコにぶっといナニを突っ込んだら気持ちがいいのだろう』などという勝手な妄想の上に創りだされたバイブレーターが一般的だった。
そんなものが日本人受けするわけでもなく、バイブレーターは男性と女性がセックスというスポーツの中で楽しむ道具という位置づけになっただけで、オナニーグッズには成り得なかったのである。
そこでついぞ最近、IROHA社という女性用生理用品グッズを販売してた会社が『女性を女性らしく』みたいなキャッチフレーズで創りだしたのが自社社名をそのまま商品名とした『IROHA』というローターである。
え?
ローターならどこにでもあるだろうが。…って?
ピンクローターならいくらでも過去に販売されてきた。
ようはブルブルと震える親指大サイズの形のもの、それがあればローターに成り得た。しかし、TENGA社がどうしてオナニーグッズとして頂点に登りつめたのか。それはTENGA社主力製品である『TENGA』が媚薬ローションとセットで売られているからである。
ナノマシンが男性のイチモツから体内へと流れだして媚薬効果を身体に与えて快楽を促進する。それはもうオナニーやセックスの領域すら超えて、人外の快楽のもののソレになったのだ。
まぁ、人は『脳でセックスする』という言葉もあるとおり、媚薬効果だけでは決して喜ばないのが人間のサガであり、科学が発達した現代でもまだセックスは原始的なものが好まれる理由の一つになっている。
TENGAに対抗するようにIROHAが開発されTENGAとは異なる媚薬効果のあるローションとセットにして売られることになった。のがつい先日の話で俺はさっそくハマゾンで購入して到着を待ったのだ。
それは日曜の夕方には家に届いて、俺はさっそくそれを試した。
風呂で。
IROHAを箱から取り出してナノマシンが入っているカプセルをスロットへセットする。そして蓋を閉じてェ…。
と、その前に、シャワーで身体を綺麗に洗いましょう。
ボディーソープ(液体)をきゅきゅきゅきゅと手にとって…。
あ、ちなみに俺は男の時から面倒くさいのでボディソープだけで身体中を洗う事にしてるのだ。髪の毛も同時に洗うので体全体からボディソープの香りが漂うことになる。人によっては髪を痛めてしまうからダメとかいう人がいるけれど、この超スーパー美少女ボディは傷んだらあっという間に補修されてしまうのでかえって風呂で洗う時に痛めたほうが新陳代謝が促進されて美しくなるわけだ。
髪の毛から首、胸、腰、お腹、太ももに、足、そしてさり気なく股間も。身体中を泡まみれにしてからようやくシャワー。
「ふぅ」
一息ついたところでお風呂の中へとドボン。
「なるほどなるほどぉ…」
IROHAの箱を風呂の中へと持って入っているから説明書をついでに読んでおきましょう。既に一度は読んでるけれども復習ね。
「IROHAの内部にはナノマシンファクトリーとバイブレーターがあり、本体上部のスイッチを押すことで振動すると共に、ジェル状の液体が溢れ出てきます。それが粘膜に付着すると体内へとナノマシンが染み込み、快感を与えます…か。なるほどなるほどォ…これをクリちゃんとかに当てるわけかー」
お風呂を上がって縁に腰を下ろす。
もちろん股は広げて。
IROHAを手にとってスイッチ・オン。
ぶーんという軽快な機械音と共にブルブルと可愛らしく震える緑色のローター。そいつを美少女(俺)の太ももの辺りに沿わせるとなんとも言えない快楽が身体を駆け巡る。こうやって恥部の周囲から次第に中心部にかけてゆっくりと攻めていくと麻酔効果もあってより気持ちいいわけだよ。
「あ…ん…」
思わず声が漏れる。
胸の方にもIROHAを持ってきて見る。
間近で見ると確かにローションみたいなのがどこからか溢れ出てきてる。ヌメヌメしてくる。おっぱいの乳首の辺りにそれを押し付けてみる。
「ひゃぇぁぁぁぁあ!」
気が抜けるような声が俺の口から漏れる。
「フヒヒ…」
なかなかよいではないか、よいではないか。
では次に、クリちゃんの上の辺りから攻めてみるか…んふぅ…。
「あッ!!あぁぁ…ぁん…!!」
くちゅくちゅ。
「ああああ!!!はぁ…はぁ…」
くちゅくちゅ。
片方の手でIROHAをクリちゃんの上の辺りに押し当てて、もう片方のてでお尻のほうから手を伸ばしてギリギリで到達するオマンマンの穴のほうを指で刺激。ダブル攻撃で「ああああァッ…」と5分ぐらいでエクスタシーを迎えた。
「これは、なかなか、結構…フヒヒ」
シャワーを股の間に当てて愛液を落とす。これはこれでまたまた気持ちいいわけですが、我慢しながらも綺麗に流し終わると、ついでに適当にIROHAのほうにも温かいシャワーを押し当てる。
よし。
今日のオナニー終了。
最後にお風呂の中にもう一度浸かってから出よう。
身体が冷えてしまったし。
「ふぅ…」
ん?
なんか、まだムズムズするな…。
んんん?!
これがIROHAパワーか?!
まだムズムズするぞ、これは間違いなく。
俺は風呂の中で指でおまんまんを触ってみると…ウヒィ…また濡れてきてる。こりゃアカン、アカン奴や!!片方の手で乳首を摘みながらも、もう片方の手でオマンマン及びクリチャーンの辺りをクチュクチュと攻める。
「アッ…いっちゃぅ…いっちゃぅよォ…」
おぉぅ!
自分の声に色気を感じて興奮してしまった。
なんてこったい、自分で自分を癒す、まさにこれこそが自慰。ドロイドバスターのこの色っぽいアニメ声だからこそできる芸当である。
ちょっと待って。
ちょーっと待ってね。
ただオナニーするのなら今まで散々やってきたから、今回はシチュエーションを考えようか。今までは俺の妄想の中では『男』で女の子を責めているわけだけれど、今回はアニメ声(萌声)でその声自身に興奮したわけだ。
だから俺は今回、女を演じて興奮したほうがいい。
なかなか難しい、俺が女で同時に男でもあって、そんな俺が萌声を出すために女の子を演じて…うわぁぁ!わからない。
一体どこへベクトルが向いてるのか考えてしまう。
とりあえず、こうやってお風呂に入ってると、実は何故か背後に男がいて、その男が俺のおっぱいやらクリチャーンやらを指で弄くり回すのだ。
ちょっと考えただけでゾッとする。
まて、『俺の』って言ったからダメなんだな、あくまで第三者視点で行こうか。ってことは、まずは鏡を用意して…ふむ。こうやってお風呂の前に立てかけてだね、俺の可愛らしい顔が映るようにして、そして、ここで男が現れてぇ、背後から美少女のおっぱいを…。
「あ…だめ、嫌ァ!!…そんなところ…触っちゃダメ…」
うひぃぃぃぃいいぃ!!興奮してキマシタワー!!(塔)
「いや、ダメだってば、あたし、彼氏がいるんだから、こんなの…こんなの嫌ァ…(男声で)嫌だと言っておきながらこんなに濡らして、(女声で)だって我慢が出来ないんだもん、その指さばきが…ぁぅ!あッ!!ダメ、いっちゃゥ…知らない男の人の指テクでいっちゃぅぅぅぅぅ!!!」
バンッ!
突然風呂の扉が空いた。
俺は驚いて「ひゃっ!」とか可愛い声を出して振り向く。
と、そこではマコトが鬼の形相で、
「キミカちゃんを襲う痴漢はどこにいった?!」
とか行ってる…。
「いや、これは…その、美少女が痴漢に襲われたというシチュエーションで、それを遠目に見てるっていう状況を思い浮かべながらソロ・プレイを…」
「…キミカちゃぁぁん…」
おい、そんな目で俺を見るなよ!!
おい!!