2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

111 マトリのガイキチコンビ 1

学校にて昼休み時間。 昼食を食べ終わる頃に全校放送がかかり何故か俺が呼び出しを食らった。心当たりもない。特に何かやらかしたわけでもないし。 これでもミス・アンダルシアに選ばれたわけだから俺が裏で何をやってても(やってるわけじゃないけど)普通…

110 公開講義と公開戦闘 10

その後は軍などが調査の為に学校から関係者を全員追い出す事となった。追い出しついでに帰れるかと思ったが俺とマコトは別の意味での関係者な為引き止められている。 メイリンの奴はうまい具合に逃げ出したらしい。 そして俺とマコトは先程の戦闘で明智教授…

110 公開講義と公開戦闘 9

大学の校庭ではヘカーテが調子に乗って後少しのところでメイリンを追い詰めそうになっていた。 奴の伸ばす触手はもう校庭が身体の一部じゃないかっていうぐらいに様々な場所から伸びてきて、触手系のエロゲにもありがちな黒髪の美少女が襲われるというシチュ…

110 公開講義と公開戦闘 8

「とにかくメイリンと合流しなきゃ」 そう言って俺が廊下を突き進むと、 「メイリンも来てるの?!」 マコトが驚いて言う。 「うん、実はスカーレットも来てるっていう」 「えぇぇ〜…スカーレットってテロリストの一人だよね、前にキミカちゃんが言ってた…。…

110 公開講義と公開戦闘 7

俺は手と手を自分の目の前で組んだ。 グラビティコントロールを広範囲に行うには意識を集中しなければならず、この仕草が一番それをうまくできる。 周囲の瓦礫を持ち上げて地面も押し上げて俺とヘカーテのどちらも逃げ場が(空以外は)ないようにし、準備し…

110 公開講義と公開戦闘 6

目の前に降ってきた動物的な何か。 それをどう表現したらいいのだろうか。カニのような巨大な蜘蛛のような姿で体長は5メートルかそこら。それらの表面には豹や虎やシマウマなどの柄の毛が生えている。 様々な動物の要素を集めて合体している、『何か』 俺は…

110 公開講義と公開戦闘 5

廊下を進みながら遭遇したテロリストはすべて抹殺してきた。 しかし、テロリスト以外の死体もある…。大学の学生や教師、関係者など…。関係ない人を巻き添えにしやがって。 「どこへ向かえばいいの?」 俺はスカーレットの部下に聞く。 「裏の玄関に車を待機…

110 公開講義と公開戦闘 4

ヘリの音はどんどん近づいていた。 普通の人間の耳でも確認できるほどに。 そして大学の玄関、手前のロータリーからも姿が確認できるようになると、それらは一気にミサイルを発射したのだ。 「キミカ!教授を!!」 スカーレットが叫ぶ。 俺はスカーレットの…

110 公開講義と公開戦闘 3

この部屋からは連絡のあったロシア系テロリストの姿はまったく確認できなかったが、それでもスカーレットの反応はとても早かった。 まるでネットワーク通信が圏外になったことそのものが襲撃の合図とでもいわんばかりに、明智教授を連れて突然教室を退室した…

110 公開講義と公開戦闘 2

講義の最中に軍の回線から緊急連絡…。 それが何を意味するのか俺は知っている。 軍が緊急連絡するのは本当に緊急の事態の時だけだ。 っていうことはテロリストがどこかに現れたのか、これから現れるという事が一部の情報筋から伝えられたのか。 …っていうか…

110 公開講義と公開戦闘 1

最近、大学の公開講義にハマっている。 大学の公開講義なんて勉強大好き真面目さんですか?とか、キミカには興味がある分野がドヤ以外であるの?とか、高校生が生意気にも大学の公開講義に来てるんじゃねーよ的な意見があるとは思うけどそこはまず待って欲し…

109 ビンビン丸 5

ケイスケの勃起が収まらなくなって既に1日以上は経過していた。 午後の授業は…体育があるのか。 水泳の時間である。 でもケイスケは体育教師じゃないからよかった。 もしあいつがいたら、本当にこのプールに精液注ぎ込む可能性がある。育ち盛りの女子高生の…

109 ビンビン丸 4

「おーいビンビン丸ぅ!」 俺は元気よく手を振りながらビンビン丸ことケイスケに話し掛けた。 「なんですかぉ!!!ビンビン丸って!!安易なネーミングとかまるで小学生みたいなイジメ行為はやめろですにィ!!!」 「だってアソコがビンビンで、ビンビン丸…

109 ビンビン丸 3

朝からケイスケの勃起が収まらなかった、という一連の騒動について、俺にはどう考えてもとあるひとつの可能性から思考を切り離して考える事ができなかった。 それは、全ての原因があの「レッド・ブルドック」にあるような気がしたのだ。しかし説明書には「勃…

109 ビンビン丸 2

ケイスケは病院から退院して翌朝には帰ってきていた。 十分な睡眠をとったからかとても元気そうで、俺達よりも早く起きてさっさと朝食を採っていた。そして「みんな起きるのが遅いにゃん!早起きは3文の得ですにぃ!とか偉そうに言ってる。 「ケイスケは寝れ…

109 ビンビン丸 1

俺が手に持つコップには液体が入っている。 これをどう形容すればいいのか、透明でヌメリ気があり生暖かい、無臭の液体…。あえてこの液体に一つだけ名前をつけるのならTENGA…そう名付けようか。 この液体…つまりドロイドバスターの体液があればケイスケの体…

108 レッド・ブルドック 10

俺とマコトは教室へと戻り、メイリンの席へと向かった。 「メイリン、お願いがあるんだけど…」 と言うと、嫌な顔一つせずに、 「いくら払う?」 と言う。 現金な奴だ…。 「えっと、1000円ぐらい払うよ」 「よし、引き受けよう」 おい!何をやるかまだ言って…

108 レッド・ブルドック 9

キサラとソラが二人で漫才を始めるから収集がつかなくなっていたよ。ある意味どっちもボケ役だから物語を進める上では非常に厄介だ。俺はドロイドバスターの体液をコップに集めるだけが目的なのに。 しかし、そう思っていたのもつかの間、今までのやり取りと…

108 レッド・ブルドック 8

俺とマコトとナツコの3人は学校へと戻った。 これから何をするかは明確である。 ケイスケの体内に残っている面倒臭いレッド・ブルドックのマイクロマシンを除去するべく、ドロイドバスターの体液…つまりドロイドバスターのマイクロマシンを集めてくるのだ。…

108 レッド・ブルドック 7

未だに眠気が来ることがないケイスケは彼にとっては不必要である病室のベッドの上で真っ赤な目をして俺達が入ってくるのを待っていた。 「先生に話は聞いた?」 と俺が聞いてみる。 「聞きましたぉ…」 「やっぱり病院行ったほうが良かったじゃん」 と俺が言…

108 レッド・ブルドック 6

学校へと登校後、1時限前のホームルームにて。 クラスメートはケイスケの異変に気づいていた。というか通常の人間なら1日徹夜したら翌日には疲れた顔してるんだから気付いてたはずだ、ケイスケがレッド・ブルドック飲んでなかったらね。 「先生…目が真っ赤だ…

108 レッド・ブルドック 5

翌朝。 ケイスケは早朝の散歩は気持ちいいからとか言って出掛けて、そのまま学校へと行くなどと俺達に話した。あいも変わらず既に眠らずの3日目に突入しているのにまったく疲れているような気配を感じられない。人にとっての睡眠とはただの本能であって、例…

107 レッド・ブルドック 4

レッド・ブルドックをケイスケが飲み始めて2日目。 その日も結局アニメを見てからそのまま朝まで起きていたらしい。朝起きてから既にケイスケはリビングでアニメを見ていた。あれだけアニメをリアルタイムで見れたのに飽きたらず同じアニメの録画を見ている…

107 レッド・ブルドック 3

翌日の朝。 いつもなら低血圧の人も真っ青な程にゾンビのように起きてきて朝ご飯が食べれないまま出勤(登校)するケイスケなのだが、今日に限っては既に起きていて居間でパンを焼いて食べていた。 「おはようにぃぃ〜みんな遅いですにゃん」 とか言ってる。…

107 レッド・ブルドック 2

翌週、火曜日。 コーネリアが何やらダンボールの箱をグラビティコントロールで浮かべながら学校へと持ってきた。俺は人前でグラビティコントロールを使うのはヤバイのではないのか、とコーネリアに指摘するが、 「Magicデース」 などと言っている。 「中身は…

107 レッド・ブルドック 1

「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 突然、響き渡る叫び声。 ケイスケの家の中での出来事、日曜日の昼ごろだった。 一体何事なんだ? こんな日曜の昼間っから。泥棒にでも出くわしたのかな? 俺は自室のMacProの電源を落として1階へと歩いて…

106 愛なんてなかった 6

ようやくマコトが助けに来てくれた。 火は収まって外からはマコト以外にも人が来ているような気配がする。マコトは瓦礫をどけながら、 「キミカちゃん?!キミカちゃーん!!」 と叫んでいる。 「(小声で)あたしは死んだことにしといて」 と俺はメイに言う…

106 愛なんてなかった 5

「ひぃぃぃぃぃいいいいぃぃぃぃ!!おねぇ様!火が…火がァァ!!」と、さすがに今の状況は俺じゃなくてもわかるようで、メイはガソリンに火が引火して火葬されそうになってるところは把握していた。 「(小声で)今ちょっと助けを呼ぶからあたしは居ないこ…

106 愛なんてなかった 4

その放課後、メイが1人下校をしているところだったので、帰宅部のエースである俺は余裕のある微笑みを浮かべながらもメイに話し掛け、あの後、ストーカーである牛塚がどうなったのかを聞いてみた。 「あぁ、クラスからは白い目で見られていましたわ、いよい…

106 愛なんてなかった 3

「ひぃぃぃぃぃいいいいぃぃぃぃ??!!キミカ先輩が…卑猥な事をォォォォォ!!!うわぁぁぁぁぁぁ!!!」 さっき見せた写真が目に焼き付いて離れていない牛塚ストーカーは頭を掻き毟りながら廊下を転げまわった。そろそろ黄色い救急車を呼んでおかなけれ…