3 初戦反省会会場(リメイク) 2

ケイスケの家に到着。
ボロい軽自動車は到着と共にプスンプスンと音を立ててエンジンを着る前に自らが停止した。最近の車は非常に高性能である。
さっき車の中でも話をしたんだけれども、俺はケイスケの家に住む事になった。
自宅に帰ろうとも思ったけど、今、女であるこの姿で元の家に行けばさらに事がややこしくなるだろうし、そこには両親の姿もないのだから戻ったところで嫌な気分になるだけだ。
俺を蘇生させたときから俺の面倒を見ると覚悟していたのだろうか…。
この下品で小心者のデブがそこまでの覚悟をしているようにも思えないんだが。ただ、正義の味方っていうのを創りたいからって『俺』を作ってやっぱり飽きたと言われて捨てるのだけは勘弁願いたい。
「キミカちゃんの部屋は2階になりますにぃ」
「隠しカメラとかがどこかにあるんじゃないだろうなぁ…」
とジト目で睨む俺。
「それはまだ準備してないにゃん」
「そうかーまだ準備中かぁ…って、おいいいいいいい!!!!」
「もうそんな風に腐女子みたいな叫び声あげないで欲しいにゃん」
「…」
案内された部屋は小さな洋室でそこにはベッドがひとつだけ置いてあり後はダンボールが並んでいるだけ。どうも引っ越す前の状態?か引越してから荷物を置きっぱなしにしているかのどっちかのようだ。
「まぁ、寝れなくはないな」
「うんうん!」
ダンボールは片付けてもいいの?」
「下の研究室の中に持っていって欲しいにぃ」
「了解」
まぁ、この『力』があるからどんなに重いものでも変身後に運べる。なにせビルを持ち上げたぐらいだからな、なんなら家ごと持ち上げて不思議の国のアリスみたいにうさぎの国にでも飛んでいってあげてもいい。
ケイスケは1階に降りて食事の支度をするという。
ふむ…。
それにしても、この家ってケイスケ以外は誰も住んでないのか?
1人で住むには大きすぎる家だなぁ。
部屋だって、なんだかいくつもあるし。
前は家族で住んでた?だとしたら両親はどこへ行ったんだろう?まぁ、マッド・サイエンティスト・ケイスケがやってることは常人の俺には理解できない。ひょっとしたら両親はこの家のどこかで白骨化しているかもしれないし…。
まずは、この部屋にあるダンボールをこの家の地下にある研究室に持っていくか。あのヒーローに変身してからやろうかと思ったけれど全裸にならなきゃいけないみたいだからやめておこう。
万が一にもケイスケが俺の部屋に入ってきた時に変身前で全裸だったら「うっひょぉ!!!キミカちゃんついにボクチンとセックスする決意をしたんですかぉ?!」とか勝手に思い込んでこの部屋で俺は破瓜の血を散らしてしまうかもしれない。あの変態ならやりかねん。
というわけで、荷物は手で運びましょ。
「ふんッぬ…」
重い。
何が入ってんだよ?
「エロ本じゃん!」
エロ漫画じゃないか。
どれどれ…、これはなかなか。最近買った本じゃない、ってことは、これはケイスケ's Collectionの1つなわけか、どおりで厳選された内容だと思ったよ。ケイスケはあのセクシーな戦闘服のデザインを考えてたわけだから、女の子をセクシーに見せるセンスがある、つまり、エロ漫画を選ぶセンスも持ち合わせている事になる。だから奴がSelectしたエロ漫画は俺をも興奮させるのだ。
俺はベッドに寝転がってエロ本をまじまじと見ながら、普段男がそうするように、手にイチモツを…って、おーい!!ねぇじゃん!!イチモツねぇじゃん!
虚しく空を切る俺の手。
女の子のオナニーっていうのはどうやるのかな?
って、なに『カマトト』ぶってるんだ俺はァ!!知ってるだろうがァ!!などと悪魔キミカの怒鳴り声が頭から響く。
はい。
知ってます。
エロ本で学びました。
処女じゃない女の子はバイブをお◯んこに突っ込みます。処女な女の子はクリ◯リスを自らの手でパンティーの上から触ります。
ケイスケは俺の身体はロボットのようなものだと言っていたけれども、そのへんの普通の人間として必要な感覚器は全て揃っているらしく、おっぱいも乳首もそうだけれど、太ももだとか股間もそうらしい。
スカートを少し捲っていやらしくも自らの手でススーッと太ももを触ってみると、なかなかいやらしい気分になってくる。
「フヒヒ…」
エロ漫画を見ながら1人エッチをする、という俺自身を見て興奮してきた。
鏡を見ながらオナニーをしようかな?
部屋の中に鏡が…あった!
よし、これをベッドの横に持ってきてェ…。
鏡の前には美少女がいる。俺だ。
ブレザーを脱いでブラウスのボタンを1つ1つ、まるでストリップ劇場かのように外していき、ピンクのブラをブラウスの隙間から露出させる。そしていよいよ白いすべすべした腕が同じく白いすべすべした太ももに伸びて、ピンクのパンティーの上のスジを指ですすーっと撫でていく。
「んん…」
こ、これはァ!!!
いいね。
オマンマンのスジよりもスジの上にある膨らみ近辺を触るほうがいいね、ちょうど男の時のチンコを触る感覚に似てる。のかな?というと、オマンマンのあたりが金玉になるわけか、男と女は構造が実は同じなのかもしれないな。
待てよ…。
なんだか既にパンティーに少しシミが。
濡れてきてる。
これは男性の巨根を膣穴に迎え入れる準備なのだ。と、モノローグに語ると非常にいやらしい。実に不謹慎だ。けしからん!しかし、もっともけしからんのはこのパンティがケイスケの馬鹿が勝手に匂い嗅いだりする可能性があるってことだ。俺はまだこの家の勝手がわからないから、これを洗濯機に入れるにしても、その際にどっかのタイミングでケイスケがこれを奪って勝手にクンカクンカしたりする可能性がある。勝手じゃなくても絶対に許可とかしないけれどとにかくヤバイ。
脱いでおこう。
パンツを脱ぎ捨てて…おぉー!!!
パイパンじゃないか。よく考えたらそうか。全裸になった時にやけに股間がスースーすると思ったら毛が生えてない!!!
ケイスケがそういう造りにするのは目に見えていたけれどね。
俺の位置からは自らのおま◯こが見えないのか。恥丘とかは見えるけれど…。ってことは鏡があるからこれを使って自らの穴を。
「うっひょぉ!!!」
俺はケイスケみたいな声を上げてしまった。
これが…お◯んこか。
ネットでは無修正画像をいくつも見てきたけれど、リアルで見るのは始めてだ。しかも無毛のを。その閉じてる秘部を指で少し広げてみて、なんだかテカテカ光ってるのを確認する。パンティが濡れそうになってたのはそういうことね。どうやら全体から湿気みたいなのが出ているのか。
ん…。
乾いた指で触るのはちょっと痛いなぁ…。
俺は口の中に指を突っ込んで、ちょっと涎で濡らしてからそのテカテカしてるオマン◯ンに指をクチュクチュと入れてみる。あ、待てよ、処女膜を傷つけてしまってはダメだ。結婚まで処女を守らなければ…。いやいや、結婚ってなんだよ結婚って!誰が誰と結婚するんだよォォァァァアァ?!
まてよ?
処女膜ってどうなってるんだろ?
っていうか処女膜ってあるのか?この身体にも?
ここまで精密に作られてたらもちろんあるんだろう…ケイスケは絶対にそういうのを作りそうだし。でも処女膜って鏡で反射させても見えないな。思いっきりマンPを指で広げてみるか。さっきから外気に曝されてスースーしてるけれど、ちょっと我慢して指でこうやって…。
「キミカちゃん、ご飯できましたぉ、ってウォォォオォォ!!!!」
「うわぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ!!!!」
俺はオナニー現場を母親に見つかった時みたいに、凄まじい速さでパンティを履きスカートを履いた。そして何食わぬ顔で、
「あ、そう、ご飯できたの、食べようかなァ」
と言った。
さすがの変態(ケイスケ)も俺があまりにもとんでもない事をしていたので、リアクションとる暇もなく「あ、はい。できたにゃん…」と普通に答えた。