89 マコト君通夜会場 3

食事も終わってお風呂に入る。
肩まで湯につけた。そして天井を眺めて、
「あ〜…今日は色々あったなぁ…」
と独り言とを呟く俺。
それにしても気になるのはあのヘカーテっていう奴だ。
あいつは日本人なのか?
とても流暢な日本語だった。だけどナツコやケイスケの話だと世界中で指名手配されているテロリスト…という事だ。そして奴と同伴していた連中はイワン…つまりロシア人。っていうか、アメリカ人のコーネリアから見るとロシア人っぽい顔の特徴でそうわかったのかな?俺からみたら白人は全部同じ顔に見えるけど。まぁ、それはどうでもいいや。
とにかく。
あのヘカーテって奴は、今までのテロリストとは違う。
もちろん強さや攻撃の手段が既存のドロイドバスターと異なる事はそうだけど、考えが読めないのだ。
ただ人殺しを楽しんでいるタイプの奴だったら本当に不味いと思う。全力で向かって潰さないといけない。
勝てるのだろうか?
もし俺だけじゃ無理なら、全員で力を合わせるしかない。
っていうか、世界中で指名手配されているヘカーテがなんでこんなクソ田舎のデパートにテロにくるんだ?
疑問は色々ある。
考えてもダメか。まずは情報収集からかな。
さて、そろそろ上がるかな。
俺はお風呂から出て更衣室へと…。
とドアを開けた時、俺の目の前に全裸の女の子がいた。
「あわわわわ!!ご、ごめんなさい、見るつもりは!」
って叫んだのはマコトだった。
「え?あぁ、マコトいまからお風呂入るんだ、いいよ」
両手で目を覆って俺の身体を見ないようにしてる…まるで男の子みたいな反応。あぁ男の子か。
「まぁまぁ、女の子同士なんだからそんなに恥ずかしがらなくてもいいよぉ〜、ほら手を取って」
と俺はマコトの顔を塞いでいる彼…いや彼女の手を取ってあげる。そしてそのままお風呂の中へと手を引いて案内。
「き、キミカちゃん…あわわわ…」
「まぁまぁ、大丈夫だって、取って食べたりはしないよ?」
「いやその、なんていうか…女の子と一緒にお風呂入ったりとか、そんなのって今まで経験が…」
「そうかそうか〜初体験かぁ(白目」
「うわわわッ!初体験とか、そんなキーワードはやめて」
顔を真っ赤にしてそこを手で覆って恥ずかしそうにする。
「ささ、椅子に座って。お背中をお流ししますわ、お客様」
「えええええ!!や、やめて、そんな変なエッチなお店みたいな事は…」と言いかけて、はっとして口を塞ぐマコト。
「え?エッチなお店ではそんな事するの?」
「ち、ちがうよ!漫画にそんなシーンがあったから、」
と言いかけたところではっとして口を塞ぐマコト。
「ほほぅ…エッチな漫画を見ていたのですね、マコトは…」
とジト目で俺はマコトを睨む。
「ち、違うよキミカちゃん…ぼ、ボクはそんな事しないよぉ…」と相変わらずボクっ娘なマコトの背中に俺はボディシャンプーを塗りたくる。それを手でマッサージして泡を出す。
「んしょ…っと」
そのまま俺はおっぱいをマコトの背中に押し付ける。
「うわッ!!ちょっ、キミカちゃん…ああぁ…」
「気持ちいいですかァ?お客さん〜」
「うぅぅ…。き、気持ちいいです」
顔を赤くして身体を丸めて俺の攻めに耐えるマコト。
静かなお風呂の中で俺のおっぱいがマコトの背中にネチョネチョと音を立てて擦れる音だけが響く。Dカップの膨らみがマコトの背中で形を変える。柔らかく。そして、あっという間に俺の乳首が女の子の乳首を立たせる条件を満たしてしまい、ビンビンになる。さらにそれを刺激していまう…やべぇ…。
「ええっと…それじゃ、前を向こっか」
「う、うん…」
マコトが前を向くとマコトのBとAの中間の小さな膨らみの真ん中でぽつんとピンクの乳首が立ってるのが判る。
俺がそのおっぱいを揉もうとした時、マコトも男の子だからかもう俺のおっぱいのほうに目が釘付けになっていた。そのまま顔を近づけてきて顔を泡だらけにしながらも、俺のおっぱいの谷間に顔を挟んできた。
「はぁ…はぁ…き、キミカちゃん…可愛いよ」
とボーイッシュな女の子に言われる。
ん〜…複雑な気分だ。
男である俺が女の子に…ボーイッシュな女の子に胸のあたりに顔を近づけられて頬を擦られて時々乳首を吸われたりもする。男だったらそれが違和感あるのは当たり前じゃん。幸いにも今は身体が女の子だから、はたからみたら絵にはなるね。
「んんん…」
俺はマコトが乳首を狙ってきてるのにあわせて自らの股間に手を伸ばして、クリトリスをつんつんと触る。これがまた気持いいんだわ…2段攻めですよ、2段攻め。
そして思いっきりマコトは俺の背中に手を回して抱きしめてきて、俺のおっぱいの感触を胸で楽しもうとする。俺は俺でマコトの小さな膨らみが俺のおっぱいに合わさるので興奮しまくって、犬のようにハァハァと息を出して顔を赤らめていた。
「か、可愛いよ…キミカちゃん…なんだか子犬みたいで」
それは…褒め言葉なのか…。
そのままマコトは俺の唇にキスをした。
キスは下手だったと思う。まだメイのほうが上手い。舌を出して相手の唇の中にツッこむとかああいう大人のキスはしない。ただ唇と唇を合わせるような…でもファーストキスならそれがいいんじゃないかな、なんだか…その…。処女っぽくて。
唇を話すと糸が伝う。
「ごめん、ファーストキスだった?」
と俺が聞くと、マコトは首を振って、
「ファーストキスだけど、全然、問題ないよ…キミカちゃんとなら」と言って再び俺の唇にキスをした。
そして、
「でも、キミカちゃんは…その、女の子なのに、いいの?ボクと…その、こういう事しても?」
うへぇ…俺は女の子認定されているのか。
まぁいっか。面白いし黙っておこう。
レズビアンだからOK」
「そ、そっか!」
それから、
「でも…男の時にキミカちゃんとキスしたかったな…」
と残念そうにはにかんでマコトは言った。