47 これが日本のBUKATSUです 3

放課後。
最初に訪れたのは茶道部
なるほど、茶道は確かに和風だ。
俺達は体験入部という事で、普段なら茶道部の部員ですらたまにしか着ない着物を貸してくれて俺とメイリン、コーネリアの3名は和服に着替えていた。どうやら部員達もユウカも外国人を着物姿にさせるというのは叶えたい事柄の一つであるらしい。
メイリンの和服姿は髪が黒いのもあり、そしてスタイルがいいのもあってとてもよく似合っている。髪留めでポニーテールになると本当に戦闘中のメイリンそのもの…。
で、そのメイリンは意外にも正座に慣れているようですんなりと座布団に腰を下ろすと、手慣れた様子で茶を入れ始める。
でも茶道部部員が不思議そうな顔で見てるのが気になる。
メイリンそれは…」
茶釜に放り込んでるのはコンビニで売ってる烏龍茶。しかも飲みかけのそれを入れてグツグツの煮た後、沸騰したそれを抹茶を入れるあの大きな茶碗に入れる、入れる、ひたすら入れて溢れ出す。それでもまだ入れる。お盆にはびしょびしょになった茶碗がある。
「中国では、茶、香りを楽しむもの」
確かに烏龍茶独特のあの花のような香りはお盆に溢れるかのように注がれている為に部屋いっぱいに漂ってくる。
意外だった。
メイリンはもう少し貧乏な生まれなイメージだったから。和服で中国茶を入れてるメイリンはまるでどこかのお金持ちのお嬢様にすら見える。それにこういった作法だって中国ではどこの家庭でも教えるようなものでもないはずだ。意外と有名どころのお嬢様なのかもしれない。
コーネリアは正座が出来ないようで、足を崩して、服も崩して座っている。和服の裾からコーネリアの白のパンティーと白のブラがモロに見える。普通、和服でそこまで見せようと思ったらそうとうに崩さないと見えないよ?
「Oh!ハーッツ、ソーハーッ、マイレッグ…Ahhh!」
と足を押さえて悶えるコーネリア。
「洋豚、作法がなってない、クソ虫
すかさず罵声を浴びせるメイリン
「ちょっ、ちょっとどうやったらそこまで崩れるのよ!」
ユウカも焦る。ユウカが着せた着物がやたらと脱げるらしい。着物が崩れて娼婦が脱いでるみたいな、いや、オイランって奴か、吉原に昔いたような、そんな絵柄が俺の前に飛び込んでくる。というより洋ロリでおっさんが着せた着物を自ら脱いでるという絵だ。そうに違いない。
「ヘイ、キミカ、アレヲヤッテクダサイ」
「あれ?」
「アレデス。アーレー!ッテ奴デス」
「そうかそうか」
俺はニヤニヤしながらコーネリアに近づく。
「ちょっ、何するつもりなのよ!」
何って、ナニに決まってるじゃないですか。
「Ahh!!オヤメニナッテクダサイ、オ代官様ァ!」
「よいではないか、よいではないか!」
そう言いながら俺は逃げ惑うコーネリアの着物の腰帯を掴むと、そのままグラビティコントロールをフルに使って回転させて脱がせる。
「アーーーーレーーーーーー!!!」
人間ゴマの完成である。
コーネリアはくるくると回転して、その間にも通常の動体視力では見抜くことが出来ないが俺やメイリンなら見えるであろう、凄まじい脱ぎっぷりで着物だけでなく下着まで脱いで畳の上には洋ロリな美少女が全裸で転がって恥ずかしげもなく下半身をさらけ出していた。
茶を吹き出すメイリンとナノカ。
「ちょっ、何やってんのよバカ!」
何故か俺がユウカに怒られる。
「キミカ、私もやれ、逆さ張り付けにしろ」
さすがメイリン
真性マゾがここにいる。