40 劇団水泳部のトップスター 4

新入部員達の自己紹介も終わり先輩方も威厳を見せたところで本日の部活動は終了となった。
結局、ナノカの口説きのテクが実ってか、部員は5人ほど確保する事が出来た。それ以外にも水泳部に普通に入りたい男子が5人ほど。
ちなみに部活動が終了するまでの間ずっとナノカは男装のまま。
更衣室にて。
「あーもう!久々に部活に出たと思ったら大変な事になっちったよーッ!!」
周囲に新入部員が居ないことを確認してパッパッパッパっと男子制服を脱ぎ散らすナノカ。髪留めのリボンもぽいっと捨てて髪を下ろす。そしてあっという間に普段のぺちゃぱいナノカになった。
「はぁ、あたしも久しぶりに出てきたら大変な事になったよ…たはは…。やっぱり水泳部は参加するんじゃなくて覗くに限るね〜」と、ずっと着ていたスク水を上から脱ぎ始める俺。
「それにしても今年は本当に水泳部には合わないような可愛い女子がいっぱい入ってきたね!うへへへへへ…」
「だよねぇ…うへへへへへへ…」
あの神津まどかっていうお嬢様のスク水姿が見てみたいよ…うへへ。
「今キミカっちと同じ事考えてたかも〜?!」
「神津まどか?スタイルがいいよねぇ…うへへへ」
「ほら、あたしとキミカっちの絡みをみて股間をキュッってしてたよ、見た見た見た?げへへへへへへへへへ…」
「え?そうなの?見えなかったよ!!ああぁぁ…残念」
「キミカっち、ちょっと股間をキュッとさせてみて!!」
「えーっと、こう?(きゅっ)」
「あーん、違うわ、違う、こうだよ、こう」
「こう?(きゅっ)」
「ふふふ…どうやらボクがハンドマジックをかまさないとキミカっちはきゅってならないみたいだね…しょうがない子だなぁ…」
ナノカは俺の背後に回って俺の左腕を自らの左手で掴んで、右手は俺の胸に、そして耳たぶからうなじにかけてナノカが唇ですーっとマッサージをする。その唇は俺のおっぱいの乳首のところで止まって、かぷっと乳首を挟んだ。ゾクゾクしてきて太ももをきゅっと引き締めてしまった。
「ふふ…ふぉうふるんらよ(こうするんだよ)。ふぁふぁっふぁい?(わかったかい?)」
「や、やぁーん…」
などと三文芝居をしてるとガチャっと更衣室の扉が開く。そして、そこに立っていたのはさっきまで俺とナノカが噂していた神津まどかだった…。
「な、な、な、なななななな、なにをしてるんですかぁーっ!!!こここ、こここここ、ここは女子更衣室ですよおおおおお!!!」
顔を真っ赤にして叫ぶ神津まどか。
「ま、まって、まって!女子だよ、あたし女子」
ナノカは必死に女子アピール。
「あれ…?あぁ、びっくりした…私たちを勧誘してくれた先輩かと思いました」
「たはは…」
「って、女の子同士で何してるんですかー!!!」
そりゃそうなるわな。
とりあえず水泳部にあまり顔を出すのは止めておきましょうという事で…。