36 お泊り会 in Tokyo 4

そして、俺はブラウスを脱いだ。
えっと、ところでなんでブラウスを脱いだんだろう?
ウイスキーを3杯目ぐらい過ぎてから記憶がない。
気がつくと何故かナノカとジャンケンをしていて負けたほうが「あっち向いてホイ」などをやってひっかかると脱ぐっていうゲームを始めていた。そう、そうだよ、誰かが野球拳やろうとか言い出したんだよ。
既にナノカはスカートもブラウスも脱いでて、ちょっと寂しい貧乳を俺の前にチラつかせていた。
「ダメダメ!ダメだよぉぉ!今の私の勝ちじゃんかよぉォォ!!」
とケタケタ笑いながら俺のスカートに手を掛けて引っ張り下ろそうとする。
「いやーッん!」
我ながら情けない声を出しながらナノカにスカートを脱がされて床をゴロゴロする俺。
ちなみにこういう時に本来ならツッコミ役のユウカは、既に目が座っていて俺達の様子を、まるで青春という病に頭の中を蹂躙されて綺麗な景色を見て感動している中高生のような目で見ていた。
「おねえさま!きゃーっ!美乳が!美乳が見えていますわよ!」
真っ赤な顔をして叫ぶメイ。
「うへ…うへへへ…うへェ…(白目」
と俺は一体なんの動物のマネをしてるのか自分でもわからないようなジェスチャーでメイの前に胸の谷間を見せる。
「い、いくわよほぉ…!」
ナノカはジャンケンの構え。
ナノカはグーで俺はパー。
「やった!あたしのかーち!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
俺はダンゴムシみたいに丸まったナノカの背中側から抱きついてブラの肩紐を軽く噛んでひっぺがす。
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
一応ルールは下着の上を脱いだほうで負け確定。
俺はナノカのおっぱいを後ろから鷲掴み(といってもBカップ貧乳なのでおっぱいの感触よりも乳首だけの感触しかないけど)して、揉み揉みした。
「お!おねえさま!つ、次はわたくしと!!わたくしと勝負お願いしますわ!!」
一体なんの勝負をするのだろうか、メイはいきなり服を脱ぎ始める。野球拳をしてから服を脱ぐんでしょうが!
「あのー、お客s、うわ!」
廊下側から小さな男の声がしたと思ったらさっきのボーイが申し訳なさそうに扉を少し開けてそう言い掛け、俺達がほぼ素っ裸な状態に近いのを見たのかすぐに扉を閉めて、「他のお客様の御迷惑になりますので、どうかお静かに」と言っている。
俺は扉にダッシュで駆け寄ると、ボーイの腕を掴んで「うへへへへへ!!!」と笑いながら部屋に引きこもうとして「ちょっ、お客様、何をなさるのですか!」などと慌てる姿をナノカ達に見せる。そして(ボーイ以外)みんな爆笑。
「(ボーイの頭を掴んで)酒よ、酒を持ってきなさい!」
「は、はい…」