24 初詣と願い事 2

12月31日をなんと呼ぼうか。大晦日?いや、それは今までの呼び方である。そう、俺は今日、この年…いや、これまでの人生の中でもっとも幸せな日と呼ばなければならないだろう。名前をつけるのなら…「マットの日」とか。
にひひ…。
「にひひひッ!」
「まぁお姉さまったら、エッチな笑みを浮かべて!」
これがエッチな笑みを浮かべずにいられるだろうか!今俺は本物の女子高生と裸の語らいをしている!!
…んだと思う。思うってのは、俺の前にいる女子高生のメイ、及びナノカはとても女子高生と思えないぺっちゃんこなおっぱいなのだ。
「うぅ…」
「な、なんですの!お姉さま、その極貧生活を送っていて、ふとお財布を見て、中身の少なさを嘆いているような悲しげな顔は!」
「いやいやいや、小さいだなんて言ってないよ。さ、お風呂に入りましょう」
「…ま、まぁいいですわ。メイは今から大きなおっぱいになるのですから!!ささっ!お姉さま!こちらへ!メイのお風呂へようこそ!」
女子寮、と言っても、お金持ち学校のそれは俺が想像していた以上に金を掛けすぎてるお風呂をそこに構築していたのだった。
まず広い。そしてこの12月31日というクソ寒い冬であってもこの暖かさ。それから広い。とりあえず広い。ジャグジーって奴?女が考えそうな高価なお風呂って言えば露天風呂とかじゃなくてジャグジーって奴だな!
「お姉さまはまずお風呂であったまってくださいまし。今からメイがマットの準備を致しますわ」
「うんうんッ!」
俺とナノカがお風呂に、メイはマットをその広い床に引いて上にタオルと何かの液体を撒いている。
「あ!いい匂いが漂ってきた!」
「この香りは…何かのハーブ?」
「そうですわ!ハーブオイルによるオイルマッサージ。お肌にいいのですのよ?精神的なリラックス効果もありますし、身体の疲れも取りますの。ささ、お姉さま、お身体があったまったところで、ここに寝転がってくださいまし」
俺がベッド(マット)に寝転がる。うつ伏せで。
それから背中に温かい手のひらの感触が…あ♥。
「ぬりぬりですわ!」
「はぁぁぁ…気持ちいい」
「ふふふ」
しばらくそれをやってもらってると、なんだか変な気分になってくる。それにしても…と俺は視線を横に向けてメイの身体を見る。あぁ、悲しいほどに小学生かよって体型。
「ここまでは普通のマッサージ師のマッサージテクニック。そしてこれからが…メイ流のセクシー・マッサージテクニックですわ!」
「え、何?セクハラマッサージテクニック?」
「んしょ…」
あ、あれ?俺の足に絡まってくるすべすべした感触は、メイ、なにやってんだ!いや、やめないで!小学生の身体が…いや、小学生のようなメイの身体がねちょねちょ音を立てながら俺の上に重なってきやがりましたよ?
「うわ!気持よさそう!」というのはナノカの声。
「ふ、ふぇぇ…天国にいる気分…」これは俺の声。
「あぁ!お姉さまのすべすべの肌が…あぁぁぁ!!あらたなる境地へ進みそうですわ!」
「これ、あたしが上向きになってもいいのかな?」
「え?!いいですとも!お姉さまさえよければ!」
「んっしょ…」
と俺は身体を仰向けにして、そこにある小学生レベルの身体をマジマジと…ごめん、やっぱり俺はロリにはなれない。でもすべすべした感触がスケベな気持ちにさせる。
「あああ!お姉さま!メイは…メイは…!いま凄いスケベな気持ちです!」
と俺の胸に飛び込んでくるメイ。そしてそのまま喉から頬に掛けて顔を動かす。というか、身体全体を動かすせいで、メイの乳首と俺の乳首がねちょねちょと擦れて…あぁぁぁ!!!やべぇ…。
「お、お姉さま、出来ればひとつだけお願いが」
「は、はいなんでしょう」
「お姉さまが上になってくださいます?一度柔らかいおっぱいの感触を味わってみたいのですの。お姉さまのおっぱいは確かに形はとてもいいのですが、やはり忌まわしき重力のせいで本当の柔らかさは楽しめませんの」
それは女の子の台詞じゃないじゃん…。
まぁいいか。
「よーし、ではキミカ嬢の肉体遊戯をご堪能あれ!」
俺はそのままオイルまみれの身体をずるりと動かしてメイの上に身体を位置づけた。