24 初詣と願い事 1

そろそろ夜も遅い時間。
後は初詣して寝るだけかな。
「これからどうする?」とナノカ。
「初詣いくんだよね」とユウカ。
そっか、みんなで初詣行くことになってるのか。俺は時計をちらっと見てみる。ちょっと時間的にはまだ早い。
「皆様、お酒を飲んでちょっと汗が出ているのではありませんの?身体を綺麗にして清めてから初詣に向かうのがいいかと…」とメイが言って顔を赤らめながら俺のほうを…え、なんで俺のほうを見るの?
「そうねぇ。じゃあ各自で一旦家に帰ってお風呂入ってから集合?」
そんな風に言うユウカを制止して、
「寮のお風呂…わたくしの部屋のお風呂は広くて快適ですわよ!それに雪も降っていますから、外をあまりうろうろするのはよろしくありませんわ!!是非皆様、っていうかキミカお姉さまだけでもわたくしと一緒にお風呂に入って行きましょう!!」
メイは顔を赤くして鼻息を荒くして俺に近づいてそう言う。
「えぇぇ!!みみ、みみ、み、みんなでお風呂入るの?」
俺も顔を赤くして言う。
「みんな別々に入ればいいじゃない?」
「だ、ダメですわ!!まぁ、先輩は別でもいいですわ。キミカお姉さまだけでもわたくしと一緒に!!!どうですかお姉さま!!ご一緒に!!!!」
「もちろんだよぉ、断る理由なんて無いじゃん♥」
あぁ、今日はハッピーディ。
「いや、断る理由は十分あると思うけど…」というユウカのツッコミも無視して、俺はさっそく服を脱ぎ始める。
「それじゃキミカっちとメイっちとナツコっちとあたしでお風呂はいろっか」というナノカに対して、突然顔を真っ赤にしてナツコが言う。
「あ、あたくしは…え、遠慮しておきますわ!!さすがに大人数でお風呂に入るのは小さいのではなくて?あ、そうですわ!にぃぁさんと一緒にお風呂に入りますわ」
こいつは俺が中身男だって事知ってるからな…。
「それじゃ二回に分かれてはいろっか」
「うんうん、はいろうそうしよう」
俺は顔を赤くしながら服を脱いだ。
「そうですわ、お姉さま。わたくしのお風呂にはオイルマッサージ用のマットがございますのよ」
「え?マットプレイ?」
などと言いながら俺とメイはお互い顔を真っ赤にしながらお風呂へと向かって行き、それにユウカ、ナノカが続いた。