ネオンはその隙間に届いている。だが、表の地下道からは中まで見えない。完全に行き交う人々から見えないのを確認すると若者は、みのりのブラウスのボタンに手を掛けた。 「待って」 みのりがそれを制止する。 「これで私を撮って欲しいの」 みのりがバッグ…
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