車は険しい山道を下っていった。 後部座席の男は窓から山道を見る。 「大丈夫、追い掛けて来てない。大丈夫だ」 追い掛けて来ているかどうかは透明なモノだから解るはずも無い。だがそう言う事で少しでも仲間の気持ち、自分の気持ちが和らぐことを望んでいる…
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