いつしか夏美が寝床にしている木にその奇妙な動物が食べ物を持ってくるようになっていた。 「ありがとう」 夏美は頭を下げてお礼する。 「えっと…なんて呼べばいいのかな」 言葉は通じるはずはなかった。 「そうだ。トテトテ歩くからトテって呼んでもいい?…
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