サンタからのプレゼントは2000円の商品券でした

小説を更新しました〜。そして、ついに第一部の最終章となりました…。なんだかまだ書き足りない気がするけど、まぁまた後から第一部に追加すればいっか…^^;
それとメインページの登場人物一覧を更新しました。
http://www.urban.ne.jp/home/function/
そろそろクリスマスですね…。
私がこの時期にいつも思い出すのが子供の頃の貧乏な生活です…。貧乏といっても家は父の持ち家だったし生活に困るような事はありませんでした。だけれど、私の小遣いがとても少ないのです。月に500円…。お菓子を買ってしまえばすぐに無くなります。
クリスマスに貰ったプレゼントは2000円の商品券。商品券よりも現金でいいじゃないですか。誰かから貰った商品券を自分の子供にプレゼントとしてあげたのだと大人になって理解しました。ちなみに正月のお年玉は没収されました。大人になったら使えるように…と。中にいくら入っていたのかも解りません。
高校卒業するまでそんな感じでした。
お菓子なども買ってもらえるわけでもなく、友達の家でケーキなどを食べた時には、誰かの誕生日なのかと焦ったほどです。服もどこから買ってきたのかボロくて古臭いものばかり。冬は誰かの手作りの毛糸のセーターでした。どうして自分の家はそれほど貧乏ではないのに、子供にあげるお小遣いが少ないのかと、いつも寂しい気持ちでした。
結局、極端な節約家って事なのですね。
そして、極端な節約家であった私の両親は、最近は財が余っているのか株なども始めていました。近所に土地を買って畑を作っています。けれども、畑の面積は土地の10分の1程度。残りの9割は草ぼうぼう、なんのために土地を買ったのか…。
子供の頃の私に対するお詫びなのか、かなりの額のお金を私に譲ろうとしていましたが、断りました。普通に渡せば税金が掛かりますので…保険などを掛けてマネーロンダリングしてるようです。マネーロンダリングの事は理解してましたけど、それとは別に断った明確な理由は、「私が死亡した時の受取人が両親となること」です。今までお金に執着していた人を信用する事が出来ません…でも親なのだから…とどんなに自分を納得させようとしても、私の心の奥深くにある疑念は決して晴れる事はありませんでした。
これを見ている皆さんは、誰かを信用したり、誰かに信用されたりしてますよね。
それって、本当は凄い事なんだと思います。