物語を面白くする為には自分にとって面白い話だけではなく納得のいかない話や気分が悪くなるような話も必要だと思っています。これは現実の世界がそのように出来ていて、物語はそこから派生している事からきています。
ですから、キャラを描くにしても自分が好きなキャラばかりを登場させていても面白い物語が書けなくなってしまうのです。では、かと言って逆に悪役的な者を作るかと言えば、それも個人的に納得いかないのです。仕事やプライベートで色々な人とかかわりを持ちますが客観的に見て一概に悪い人間というのはいません。ですが人という生き物はストレスから逃れるために色眼鏡で人を判断する事を自然としてしまうものなのです。
自分の描く物語のなかにまで色眼鏡を持ち込みたくないのです。